【美容コラムVol.5】紫外線を知って正しいケアを

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夏も近づき気になるのが紫外線ですね。

 

紫外線対策は真夏だけすればと思っている方も多いかと思いますが、

紫外線は1年中地上に降り注いでいます。

特に4月~9月は紫外線量がもっとも多くなる季節で、

曇りや雨の日でも紫外線対策はしっかりしときたいですね。

 

近年では紫外線による悪影響を心配し子供の時からの紫外線対策が進められ、

赤ちゃんの健康のためにも必要だとされていた日光浴ですが、

1998年には、母子健康手帳から「日光浴」を勧める記述が消え、

「外気浴」という表示のみに変わっています。

 

日本よりも紫外線についての研究対策が進んでいるアメリカでは、

私たちが人生で浴びる紫外線の80%は18歳までに浴びることから、

紫外線防止は幼児 のときから始めて、一生涯続けるべきであると勧められています。

 

紫外線とは地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギー の高い光を指します。

UVというのは、紫外線を英語で言ったultravioletの略です。

紫外線はUV-A波、UV-B波、UV-C波の3種類に分けられます。

 

そのうちA,B波が地球に届きます。

 

まずUV-A波は、お肌の奥の真皮内に入り込み、お肌のハリや弾力に必要なコラーゲンや

エラスチンを破壊したり、それらの結びつきを弱めて、シワやたるみを引き起こすのです。

オゾン層を通り抜けやすく、常時、UV-B波の20倍以上も地上に降り注いでいます。

雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、

日当たりの良い家の中にまで届きます。

 

UV-B波は主に表皮内に影響を与えます。

表皮細胞の生まれ変わりのサイクルを早めて角質を厚くするなど角化異常を招いたり、

メラノサイトを活性化させてシミを生み出したりします。

 

さらに紫外線の影響はシミ、シワ、たるみだけにとどまらず、活性酸素を発生させたり、

皮膚の免疫力を低下させるなど、さまざまなトラブルも誘発します。

紫外線は顔だけに降り注ぐわけではないので、頭皮が傷つけば抜け毛を招いたり、

目の瞳が傷つけば白内障の原因になることもあるのです。
美容のためだけではなく体の健康のためにも、日頃から紫外線対策を意識した生活も大切ですね。

 

☆紫外線の上手な対策法

 

・紫外線 の強い時間帯を避ける

10時から15時の間で、一日の約60%の紫外線量を占めています。
この時間帯を避けて外出することで、紫外線対策にもなります。

 

・日傘を使い、帽子をかぶる

紫外線によるシミやシワなどは紫外線が直接当たる部分に生じることがほとんどです。

日傘や帽子を利用し強い日差しを遮りましょう。

 

・UVカットウエアを利用する

長袖は最初は難しいかもしれませんが、5分・7分袖など取り入れやすいアイテムから始めてみましょう。

洋服は白より濃い色の方が通しにくいとされています。

できるだけ濃い色の服を選ぶと良いでしょう。

 

・日焼け止めクリームを塗る

日焼け止めの表面には、SPF、PAという表示があります。

SPFとは、B波を防止する効果の強さを数字で示したもので、数が大きいほど強力です。

PAとは、A波を防止する効果の強さを+の数で示したもので、プラスの数が大きいほど強力です。

あまり強いものばかり使っていても肌に負担をかけますので、

保湿成分の入った日焼け止めを選ぶといいですよ。

 

・充分な栄養と睡眠、休息を取る

睡眠不足や肉体疲労が続くと体の機能が低下肌にまで栄養が行き渡らなくなると、

紫外線の影響を受けやすくなりますので、しっかり栄養と睡眠をとりましょう。

 

 

紫外線は完全に防ぐことはできませんので、紫外線を受けた後のケアも必要です。

具体的には、肌の沈静を目的としたスキンケアや、

傷ついた肌の角質層に必要な成分で保護するスキンケア、

体内からは肌の再生・新陳代謝に必要な栄養素を摂取すること、

発生した活性酸素を消去することなどです。

 

夢の樹では、お客様の肌状態に合わせたスペシャルケアができますので、

紫外線対策としてや紫外線にあたった後にしっかりケアをすることで

シミ、シワ、たるみ、にきびを作らせない素肌美人を目指せます!

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