皆様、こんばんは。
4月になったと言うのに、先週は雪が降ったり、、
雨続きだったりとなかなか春らしいお天気には恵まれませんね。。
桜を楽しむ時間がとても短く、少し寂しい気持ちが致します。。
今は寒暖差はもちろん、乾燥した空気や新しい新生活などで免疫が下がりやすい時期です。
今回も腸を交えながら、免疫のお話をしたいと思います。
腸は腸でも、免疫を司っているのは小腸の中の“回腸”という場所です。
回腸は腸管免疫の中心であり、面積も小腸の3/5を占めています。
細菌増殖の場でもあり、病原体を捕える“バイエル板”という腸特有の免疫組織がとくに発達している場所です。
バイエル板の表面には、小さな小さな穴があり、ここが細菌の侵入口です。
侵入口の真下(落とし穴のイメージ?)には、また樹状細胞が待っており、ここで細菌を細かく処理。
ヘルパーT細胞という仲間に『異物発見!』と報告し、もう一人の仲間・B細胞に『抗体を作って!』と命令を出します。
B細胞が体内で抗体を作り、細菌の毒素を中和、処理することで、私たちの身体を守ってくれています。
私たちの腸は何も言わずとも、こうやって身体を守ってくれているんですね♪